クイズ番組でありがちな「ですが」を含む問題について

 最近、東大王という番組を見ました。高校三年間の時間をクイズにつぎ込んでたので、こういう番組があると見ちゃうんですよね。

 今回はクイズ番組でありがちなパラレル(ですがを含む問題)という類の問題について説明しようかなと思います。

 

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実は大抵予想がつく

関連した問題が並べられる

 実はパラレルの問題って前半を聞くと後半で何が聞かれるか大体予想がつくんですよ。答えられるかは回答者の知識次第ですが…。問題製作者は引っ掛かって欲しいわけではないのです。例題を見た方が早いと思うので、早速例題を見てみましょう。

 日本で一番高い山は富士山ですが、世界で一番高い山は何でしょう?

  この問題だと、前半の「日本」が「ですが」以降で「世界」に置き換わっているわけですね。このようにパラレルの問題は関連がある二つの問題を「ですが」の前後に並べます。特に前半と後半の問題で一つの単語のみが入れ替わるケースが多いです。 

 

 

 しかし、鋭い人は以下のような問題もありなんじゃないかと突っ込みたくなると思います。

 日本で一番高い山は富士山ですが、日本で二番目に高い山は何でしょう?

 この問題は前半の「一番目」が後半の「二番目」に置き換わっています。当然この問題も過去に大会等で出題されています。では、前半だけを聞いて、エベレスト北岳のどちらを答えればいいのでしょうか。

 

どうやって判断するのか

 それは、問い読みのアクセントで判断します。例えば1問目の場合は「日本」が、2問目の場合は「一番目」が強調されて読まれます。つまり、前半部分のどこが強調されたかを聞くことで後半部分の問題を高い精度で予測することができ、知識さえあれば正解にたどり着くことができるのです。問い読みによってはアクセントが分かりづらい場合がありますが、その時は他の問題の難易度から答えを予測するといいです。例えば上記の場合だと、他の問題が難しい時は、常識レベルのエベレストが答えになる可能性は低いです。

 アクセントがない場合、以下の問題ようにパラレル問題でない可能性があります。

 日本は「秋津島」と呼ばれることがありますが、この「秋津」とは何でしょう?

 

 

 以下のような問題もあります。

 日本で一番高い山は富士山、二番目に高い山は北岳、では三番目に高い山は何でしょう?

 これは一番目でも二番目でもなく三番目を答える問題ですね。三番目を答えさせる問題は比較的少ない気がしますが、この手の問題は、問い読みが問題を早く読む傾向があるので、そこで判断しましょう。

 

 

 

 ここまで読んだ皆さんは以下の問題に違和感を覚えると思います。

 日本で一番高い山は富士山ですが、アメリカで二番目に広い州は何でしょう?

 美しくないですね。

 

 

 

 

 冒頭では説明のために2つの問題を想定しましたが、当然、上記の2問以外にも富士山からの分岐は考えられます。皆さんも考えてみてください。

 

練習問題を見てみよう

 強調されて読まれるであろう箇所を赤くしておきました。

 大学を卒業したときに得られる学位は学士ですが、短期大学を卒業したときに得られる学位は何でしょう?

 全天で最も大きい星座はうみへび座ですが、最も小さい星座は何でしょう?

 お茶の木はツバキ科ですが、コーヒーの木は何科でしょう?

 童謡「赤とんぼ」を、作詞したのは三木露風ですが、作曲したのは誰でしょう?

 世界で一番高い山エベレストですが、世界で二番目に高い山は何でしょう?

ト音記号の元になったアルファベットはGですが、ヘ音記号の元になったアルファベットは何でしょう?

ルネッサンス期の絵画で、「最後の晩餐」を描いたのはレオナルド・ダ・ヴィンチですが、「最後の審判」を描いたのは誰でしょう?

 答えは各自で調べて見てください。

 

まとめ

 テレビ番組だとアクセントが無い場合がありますが、クイズ大会だと問い読みの方は読み方をしっかり意識されていると思います。他にもいろいろな問題やテクニックがありますが、今回はここまでにします。また、上記の文はあくまで傾向を書いただけであって、全ての問題がこのルールに従う訳ではない。ということを最後に記しておきます。

 クイズ大会は意外と頻繁に開催されているので、皆さんも参加してみてはいかがでしょうか。ググるとたくさん出てきます。

 最近日テレでアニメ化された「ナナマルサンバツ」という漫画でもパラレルについて丁寧に解説されていたので、そちらも読んでみるといいかもしれません。